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退院近し

土日の一泊帰宅。
また母に付き添って実家で一泊した。
2週続けての実家泊まり。
正直に言うならば、実は実家に泊まるのは20年以上無かったことだ・・・。
父が入退院を繰り返していた頃はよく病院に付き添って病院の床や、個室の時は
椅子を並べて寝たりもしたが、実家に泊まったのは・・・もしかしたら
次男を出産して以来かもしれない。3番目の娘の時は帰らなかったから・・・。
だとすると・・30年も実家には泊まっていなかったことになる。
今回泊まるにあたって、私の心はしばし悩んだ。プレッシャーだった。
でも、心配の方が勝って、泊まったのだ。
結果、2度の実家泊まりは、心配したほどのことはなく、穏やかに?過ぎたように思う。
退院が近い。母は歳や病状を理解した上で、やはり家で暮らしたいと言った。
幸い軽い脳梗塞だったので麻痺も気がつかないほどで
日常生活には支障がないように見える。介護度が認定されて、ヘルパーさんをお願いすることになると思うが、私たち娘も今までよりは頻繁に訪ねたり泊まったりが必要になることと思う。
「幾つも部屋があるんだから、眞理子さん、一つの部屋をアトリエにしたら・・?」とは友人の提案だ。そうか・・・大抵は、実家に帰るというのは、息抜きや優しさを求めて・・というイメージがあるようだが、私にとっての実家は、神経を使い、緊張する所だった。
これまでも買い物や、父の月命日や病院診察と時間を取ってきたが、こうなってしまってはより頻繁に母への注意が必要と考える。
2階の4部屋は全く使われていない母の家だ。一番小さな部屋に、絵を描く道具を用意したら、母の家に、こだわりなく行けるようになるかもしれない・・
その昔、母は私に言ったものだ。「女は絵など描かずに、日常の身の回りの始末をきちんとする方が大事だ」と。これから私が絵を描きながら母の様子を伺う時間を持つとしたら母はなんと言うだろうか・・。「女は絵など描くもんじゃない」と・・・言うだろうか・・・?
今朝、朝ご飯の手伝いをしながら台所に立った私に母は言った。
「お前は忙しいのに、家庭的だな・・」と。昔は「家庭的じゃない!」とよく叱られた。
私自身はちっとも変わっていないのに・・・と 思うのだが・・・。

昨日の母との晩ご飯のメニューは
     ご飯、味噌汁(さつま芋、にんじん、玉葱、煮干だし)
     サンマ塩焼き、庭から抜いた大根おろし、
     ほうれん草、菊の花のお浸し(どちらも庭から摘んだ)
     ほっき貝
今朝のごはんのメニュー
     ご飯、味噌汁(母のお通じのためさつま芋は欠かせない)
     生椎茸と葱焼き
     ソフトみがき鰊焼き、大根おろし添え
     ほうれんそう、菊の花
お昼は夕方病院に帰るため
     残りご飯(小屋から持ってきた梅干入り)味噌焼きおにぎりほか・・・

ささやかだが充分美味しい食事だった。味噌や醤油や塩の使い方を見た母が私に言ったのだ。「こまめに良いご飯作っているお前は家庭的だ・・」と。

Photo
この花の名前は判らない。
エーデルワイスの一種か・・?
8月に山に咲いていたという花。

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