福田パン
創業60年ときく「福田パン」は隣の町内、母の家や駅に行く道の途中にあり、いつも店の前を通る。5時近くなっていたのに今日母の家に向かう途中、店がまだ開いていた。日が暮れるのが早く、辺りが真っ暗な中、お店の明かりがなぜか呼んでいるように見え、吸い寄せられるように車を駐車場に入れてしまった。お店の中には3・4人のお客様がいて、お店には初めての様子だった。ずらりと並んだペーストの中から何を選んだら良いのか迷ってしまっていたようで「お先にどうぞ」と言われた。私は、バナナ、ミルク二つとコーヒー、モカ一つをプラス10円のスペシャルでお願いした。福田パンは隣県のスーパーなどにもパンを並べて出しているが、ここ本店では、対面販売をしている。殆ど100パーセントと言っても良いだろうが、置いているものは大きな柔らかいコッペパン。そのコッペパンにナイフを入れ見開き状態にしたものに、缶に入ってたくさん並んでいるスプレッドペーストから好きなものを選んで注文するのだ。餡・バター、ジャム・マーガリン、ピーナツ、イチゴ、メロン、ツナ、サワー、などなどたくさんある。今日は片面にコーヒー、もう片面にモカを塗ってもらいビニール袋に入れるときはもちろんそのパンをパタンと閉じて、つまりミックス味になるのだ。スペシャルと言えば一個130円のパンは、ペーストがよりたっぷり塗られて10円高くなるのだ。今日は母へのお土産に一個と思ったのだ。母は福田パンを知らなかった。スーパーでも買って食べたことがなかったらしい。「へぇ~?」と言いながら、母は袋を開けてパンをちぎって味見をした。「おいしいなぁ~」母は気に入ってくれたようだ。「明日のお昼にする。楽しみだ・・」とも言った。そしてパン代140円を私によこした。「持ってきてもらうものはありがたい。だけどお金はきちんと取って・・」と母は言う。私は受け取った。
福田パンは一個食べるとお腹がいっぱいになるボリュームがあるパンだ。半分か1/3の大きさだったらいいのに・・という人もいる。盛岡に行ったら福田パンの店に行ってみたいという人も多いようだ。
お客はやはり女性が多い。飛びっきりの美人を従えたダンディーな紳士・・・というような人は見たことがない。庶民 ・・が似合うお店だ。
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